この地球(ほし)の子


ボクはとても小さな存在で
ボクだけじゃない ヒトはみな小さい
だけど だけど 
なんで なんで
ヒトはみな いばる
この地球(ほし)は自分のモノだと
いわんばかりに いばる


本当は ヒトもこの地球(ほし)の子
大切な 大切な
1人しかいない コピーはない
この地球(ほし)の子


この地球(ほし)が生み出してくれた
大切な 大切な
命−
今までの偶然が
今までの偶然が
生み出した 命−


この地球(ほし)が 泣いている
苦しんでいる 悲しんでいる
ボクも
ヒトがヒトを殺しているのを見て
悲しい
ヒトが地球(ほし)を 動物(きょうだい)を
苦しめるのを見て つらい


小さな 小さな 偶然が重なって生まれた
ボク
ボクは1人じゃなにもできない
けど 君となら 君達となら
力を 貸しあって 手を 貸しあって
この地球(ほし)を 動物(きょうだい)を 植物(しまい)を
助けるコトが 出来るカモしれない
今からでも 遅くない


やめよう 傷つけるの
やめよう 苦しめるの
ボクらは 小さな 小さな 存在
小さな 小さな 声だけど
きっと きっと 大きな声に
変わっていくと 願いながら−

これは私が記憶している限り初めてまともに「反復法」を用いた詩です。
あえてそのまま掲載しています。もちろん、ルビもそのままです。
小説の場合、改めて見直すときのほうがいい表現になることが多くなりますが、詩の場合はその時のエッセンスが残っていると考えるのでほとんど手を加えることなく、元に忠実にしています。

ちなみに、確かな時期はわかりませんが、小学生の頃であった、ということは書いておきます。たまに小学生の自分が空恐ろしくなるとともに、ほとんど進歩していないのではないか、という疑惑に駆られます。(2011.6)


言葉の随所に切実な思いが詰め込まれていると感じます。最近こんなに切実な想いに駆られた事があっただろうか、と自分を振り返り、自分はまだまだだな、と思いました。
負けていられませんね。過去の自分に、エネルギーを分けてもらいました。(2013.3)