大切なもの


大切なこと、大切なものといったら
何を1番にあげますか


ある人は勉強、ある人はお金
ある人は仕事、ある人は財産
ある人は車、ある人は食べ物
ある人は愛、ある人は友情


確かに全て大切なことだし
全部大切なもの
だけど
何か忘れていませんか


全て何の上に成り立つのでしょう
全て何があってはじまるのでしょう
全ての始まりは何でしょう


ほとんどの人は堂々巡りを繰り返すだけ
けど何人かは気づくはず


それは命 そして健康


命がなくちゃなにも始まらない
それに健康にこしたことはない


みんな、もっと命と健康のことを
考えて行動するんだよ
命を第一に健康を第二に
でも時には健康を第一に
だって、健康をそこねて死ぬ人もいるんだもん


世界中の人たちよ
命のことを考えて
健康について考えて
考えてこの問いの答えを見つけて
―なんで戦争なんてあるの?


世界中の人たちが
命の大切さ、尊さを
健康の大切さ、難しさを
分かってくれればもっとなくなるはずなんだ
もっと減らせるはずなんだ
もっと注意できるはずなんだ


むやみに人の命を奪う戦争−
命のこと考えてない
健康のこと考えてない


もっともっと考えてよ
大切な 大切な
命を持った人たちが
相手なんだから
もっともっと考えてよ
今の世界の様子−
考えてよ!

 この詩は確か私が体調を崩していた時に書いたものです。健康が取り柄だった私がなぜだか体調が悪い日が何日も続き、思い通りに行動できなかったことがありました。そのとき本当に健康である、ということがすべての前提なのだな、と思ったことを覚えています。
 最終的に命あってこそ、と思うようになったのはこれがあったからではないかと思っています。(2011.11)


この頃の傾向として、必ずグローバルな項目に結び付けないといけない、とでも思っていたのではないか、とこの詩を読み直しながら感じました。気が付いたら戦争とか、どうしてそうなったのでしょうか(苦笑)。
ある意味で若い頃特有の潔癖な一面が表現されているような気がします。
余談ですが、本当にこの詩を書いた頃は体調が良くなくて。何もできない頃だったような気がします。だからでしょうか、「健康」という言葉をありがたいな、と感じていた事を覚えています。今でも健康が取り柄である事はありがたいです。(2013.3)