姿なき意義あるもの


私は姿なき意義あるもの、
私はすべてを支配する。
私は年を取る人々を見つめ、
  産声を上げる赤子を愛でる。
私は種が芽吹くのを確認し、
  死に逝く木々を哀愁で送る。
私は万物の根源の1人であり、
  私は世に秩序を見出す。


私は姿なき意義あるもの、
私はすべてを支配する。

これは、私のお気に入りの詩の1つです。区分としては一応、当初イメージしていた「時間」に入れていますが……皆さんには何のように思えるでしょうか。
最初と最後が繰り返しているのはわざと、ですね。この掲載の仕方も、一番初めに書いた形式を忠実に模しています。少しでも皆さんに何か訴えることができていれば幸いです。(2014.3)