無題10


時計の秒針の音が
時を刻み続ける


静寂に限りなく近い空間で
秒針の音だけが現実を思い起こさせる


この、非現実的な空間に
ずっと、存在したい


現実を忘れることができるように
ここに居たい


だけど、ここはつかの間の空間
ほんの数日、現実から離れるだけ


とても悲しい
非現実な空間

現実から離れる事は時として大切だと思うのです。日々の煩わしさをいったん隔離してリセットするための時間が、必要なのではないか、と。
これは、そんなときの一こまだった記憶があります。非現実の時間も有効に使いたいですね(2014.7)