無題11


ノートを開けるのが怖いなら
無理して開ける事はない
でも
新たな頁を書きだすのが怖いなら
それはペンを取らないといけない


人々を眺めていたいなら
見つめ続けていればいい
でも
共に歩み出したいなら
自ら立ち上がらないといけない


思い出を変えたくないのなら
部屋に閉じこもっていればいい
でも
思い出を輝かせたいのなら
前を見て動かないといけない

先に進みたい、少しでも改善したい、前を向きたいというのなら……行動しよう、と自分に言い聞かせるために書いた詩、だったような気がします。
一歩を踏み出す、一文字書きはじめる、それが難しいのだと、私は思います。その壁を超えて一歩を踏み出せば、望んだ未来に一歩、近づけるのではないでしょうか。(2014.8)